小樽寫眞集
北のウォール街から
レトロな洋館が建ち並ぶ港町に萌えるきっかけとなった街
札幌に移住して一年の間に、小樽は五回も行ったなぁ。古い洋館が建ち並ぶ景観は、拙者の好みに合っていた訳だ。感心したのは、郵便局も職安もパチンコ屋も、レトロモダンな街並みに合わせようとしていること。日本国内の街づくりに、こうした理念のちょっとは加味されていればなぁーなんて思ってしまう。
小樽を象徴する光景と云えば、此の
小樽運河であります。運河として使われることはほとんど無くなり、今や観光スポットとなっている。倉庫群も観光客向けのお店になっており、此の界隈一体がちょっとしたテーマパークみたいになっている。瀟洒なガス灯は、昔からあった訳ではなく、道路を作るために運河を半分埋め立てた際に、ついでに作ったんだって。作者のセンスが観光名所を生んだ、と云えようか。
洋館群の中で一番気に入った建物
北のウォール街にやってきましたよ。↑の写真は旧日本銀行小樽支店。平成14年まで営業していたが、札幌支店に統合されてしまい、今は
金融博物館に。かつては北の金融センターとして栄華を誇った訳じゃよ。
かつての銀行の建物が多数残されている
↑は、
旧北海道拓殖銀行小樽支店。見に行った時はホテルになっていた。壊さないで活用されているのがうれしい。北海道拓殖銀行自体がもはや存在しない訳で、時代の流れを感じさせる。
↑は、
旧三井銀行小樽支店。平成14年まで銀行として営業していたそうで、太陽神戸三井銀行小樽支店、さくら銀行小樽支店、三井住友銀行小樽支店と目まぐるしく変わってます。今は石屋製菓さんの所有とのこと。
↑は、
旧安田銀行小樽支店。昔どんだけ繁栄してたのよって思ってしまうと同時に、もはや過去の残骸で此の街は生きてるんだな、と思ってしまう。見に行った時はレストランでした。両親が札幌に来た際、小樽市内を散策してお昼時に入ったことがある。確か金庫がトイレになっていたような・・・。
旧三菱銀行小樽支店の建物は、北海道中央バスの小樽運河ターミナルとして稼働中。中は、観光客向けの店になっていて、バスを待つ間に時間つぶしも出来る。小樽市内の散策は、バスで周遊するのが基本だ。
廃線跡地もセンス良く整備されている
此のモニュメントは、
旧手宮線の線路跡地。旧手宮線は、港と函館本線をつなぐ盲腸線みたいな路線で、北海道の鉄路はそもそも此処から道内全域に伸びて行った。跡地は部分的に遊歩道として整備されているが、歩道と云うより「鉄路」として整備されているのが特徴。今にも列車が来そうな雰囲気なのだ。此の「鉄路」を散策するのも楽しみの一つだ。
レトロ洋館にボンネットバスのコラボ
北のウォール街に停車中のボンネットバスが、背後の建物と全然違和感なく調和している。単に運がいいだけだったかも。ちなみに後ろの建物は、
旧北海道銀行本店であります。見に行った当時は北海道中央バスのビルで、店舗となっていた。そうか、だから此処にバスが停まっていた訳ね。
バスが唸り声を上げて走って行った後に、建物を改めて撮影。細部の装飾が美しい。かなりの急坂に建っていることが分かる。小樽も坂が多い街である。
メルヘン交差点界隈〜拙者にとってパラダイスのような空間
メルヘン交差点にやって来ましたよ。スイーツ好きにはたまらない建物が此処にあります。
ルタオ本店〜何だか歴史的建造物みたいで、街の雰囲気によく合わせている。此の界隈のランドマーク的存在になっています。
オルゴール堂です。小樽のおみやげ=オルゴールだとは、誰が勝手に決めたのか分からないけど、拙者も買ってしまいましたよ。大阪の家族には「チャイコフスキー:くるみ割り人形」〜そして自分用には「ベートーベン:エリーゼのために」・・・
↑「エリーゼのために」のオルゴール
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小樽寫眞集〜懐古趣味以外に何もありません
北のウォール街から
ひたすらレトロデザインを愛でる
蒸気機関車回ゎーる!
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