札幌寫眞集〜第弐章
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雪の函館
全日空プレミアムクラスに乗る
年末早朝の
新千歳空港
は閑散としていた。みんなと逆方向へ帰省するのは楽でいい。早く着き過ぎたので、空港内を散策するも、店はまだ閉まっている。昭和の街並みを模した飲食店街もゴーストタウン状態だ。
時間になったので、搭乗口へ向かう。当時全日空の株主だったので、優待券でプレミアムクラスに乗った。脚を思い切り伸ばして、日経新聞を読んだり昼食を食したりする。搭乗時間が短いので、プレミアムクラスに乗るほどでもないなと感じた。人に聞いたところによると、JR北海道の特急は逆にグリーン車がよく売れると云う。片道4時間から5時間ほどの長旅となると、グリーン車に乗った甲斐もあるし、疲れなくていい。
羽田に着いて外気を浴びて、関東の暖かさを実感した。実家へ着いて元自室で寝転びながら、雲一つない青い空を眺める。関東地方は連日いい天気だった。元旦、相模原市内の氷川神社を参拝。青空がすがすがしい限りだ。
再び北の大地へ〜雪の函館
札幌へ向けて出発したのは1月2日、帰りは鉄道の旅だ。東北新幹線で新青森まで行き、そこから在来線の特急で青函トンネルを抜けて函館へ。思えば、こんな旅もこの時が最後だったかもしれない。
函館駅を降り、市電に乗って街を散策する。旧函館区公会堂へ着いた。あいにくの雪で観光客もまばらだ。幸運なことに、年始であるにもかかわらず特別に営業していた。寒さしのぎに中へ入ったが、中も凍える程寒い。
いよいよ日本ぢゃない光景だ
雪はいよいよ強まる。函館ハリストス正協会へ着いたが、カメラで写すのも困難なほど。周囲は誰もいない。
足早に市電の電停へ戻った。函館駅でイカ飯弁当を買い、札幌行の列車で食する。車窓に映る景色は、とにかく雪ばかりだ。全てが雪に埋まっていて、人間はどうやって暮らすんだろうと思うほどだ。
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札幌寫眞集〜第弐章
再びやってきた秋と冬
雪の函館
再びやってきた春と夏
札幌最後の日々
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